本文へスキップ
トレード手帖
最初に決めたトレードルールが1ヶ月あまりで壊れた話。v1からv2に書き直した記録
運用ルール

最初に決めたトレードルールが1ヶ月あまりで壊れた話。v1からv2に書き直した記録

(更新: 2026年7月17日

最初に決めた売買ルール(v1)は1ヶ月あまりで崩れました。6月の実績をもとに2026年7月5日に全面改定したv2の内容と、改定後9日間の途中経過を記録しています。

デイトレを始める前に、自分なりの売買ルールを一応決めていました。

投資助言ではなく、ルールを守れたか、守れなかったらどう直したかを残すための個人の記録です。

このブログの基本方針は別の記事にまとめていますが、今回はその内側にあった実際の売買ルールが、1ヶ月あまりでどう壊れ、どう直したかという話です。

最初に決めたルールを「v1」、2026年7月5日に書き直したルールを「v2」と呼びます。

v1で決めていたこと(分かる範囲だけ)

正直に書くと、v1の条文そのものは、いま引用できる形で残っていません。

ルールはGoogleドキュメントに書いていましたが、2026年7月5日にv2として全面的に書き直したので、手元に正本として残っているのはv2だけです。

v1について分かるのは、そのv2の中に残っている振り返りの一文だけです。

v2にはこう書き残しています。

「旧ルールブックは思いつきの上書きで崩壊した」

「空欄とグレーゾーンはすべて出血箇所になった」

決めたはずのルールに、決めていない部分が残っていて、そこが負けにつながった、ということだと思います。

実際に破綻した箇所

v1のルールを使っていた期間(6月1日〜7月5日)は、33日のうち24日取引し、合計は-116,000円でした。

明細が残っている60件のトレードで見ると、42勝18敗で勝率は70.0%だったのに、1回あたりの平均は-2,663.8円のマイナスでした。

勝率だけを見れば悪くない数字ですが、負けたときの金額が大きすぎました。

6月だけの実績は、取引した21日の合計で-82,925円でした。

この数値は、6月のまとめ記事と一致しています。

中でも一番大きかったのが、6月26日のソフトバンクグループです。

一日信用取引で買った株を売り切れず、翌朝に強制的に売られ、-80,475円になりました。

次に大きかったのが、6月23日の三菱重工業です。

まだ上がると思って買い増ししたところ下落し、-34,900円になりました。

6月18日は、JX金属などを1日で31回売買し、-35,100円で終えた日でした。

損切り(損を覚悟して売ること)の注文を入れないまま取引したケースも、ほぼ全件(150件)にのぼり、その分の損益は合計-86,125円だったとv2の中に記録しています。

集計の対象や期間が完全に同じではないため単純な比較はできませんが、全期間を通した記録でも、損切りを入れていないケースは87件・-106,025円と、最も多い違反であり、大きなマイナスになりやすい傾向は同じでした。

違反ごとの件数と損益の内訳は、ルール違反の全数調査で数えています。

詳しい日ごとの成績は、振り返りダッシュボードで確認できます。

v2で変えたこと

2026年7月5日、6月の実績をもとにルールを全面的に書き直しました。

7月6日以降の取引には、このv2を当てはめています。

まず、翌日への持ち越しを禁止にしました。

朝の9:00から9:55までを基本の取引時間とする、いわゆる朝1時間ルールを、より具体的な形にしました。

9:55には全部の株を売り、10:00には証券アプリを閉じるところまでルール化しました。

全期間の記録でも、9:30〜9:45が-72,050円、10:00以降が-74,625円と、朝の早い時間を過ぎるほど成績が悪くなっていました。

この時間帯別の集計は、朝1時間ルールの検証記事で詳しく書いています。

6月26日のソフトバンクグループの-80,475円を、二度と起こさないためにも、この形にしました。

次に、損切りの注文を先に入れることを義務にしました。

損切りの値段を決められない銘柄は、そもそも買わないと決めました。

注文は、買う注文と同時に利益確定と損切りの注文もセットで出す形に統一し、決めた値段まで下がったら自動で売ってくれる注文(逆指値)を入れないまま1分以上、買った株を持ち続けることも禁止にしました。

損切りを入れないまま取引したことが1回でもあった日は、その日の取引を終わりにするとも決めました。

前夜から朝の取引開始までに、候補の銘柄と損切りの値段が両方そろっていない日は、取引しない日にすると決めました。

6月の負けた銘柄は、準備なしにその場で拾った銘柄に集中していたためです。

損失の上限も、3段階で決めました。

単位

上限

到達したら

1トレード

5,000円

逆指値で自動的に守られる

1日

10,000円

その日の新しい注文は終了

1ヶ月(1段階目)

40,000円

月末まで最小限の株数に絞る

1ヶ月(2段階目)

60,000円

月末まで実際の売買を止め、記録と検証だけにする

ルールブックには、6月は月間の損失が資金の20%を超えるところまで沈んだ、と書き残していて、日と月の両方に歯止めを入れることにしました。

この3段階の上限の考え方と、実際に上限を超えた日の記録は、資金管理の記事に書いています。

買いの型も、初動ブレイク(取引開始直後、高値を超える勢いに乗って買う型)と、上げの流れの中で一度下がったところを買う型の、2つだけに絞りました。

6月は、型を決めずに勢いだけで買う「順張り(上がっている流れに合わせて買うこと)」が86回もありました。

逆にルールブックが「唯一プラスが実証された時間帯」として挙げているのが、取引開始直後の9:00〜9:15で、+21,500円・16回という記録でした。

期間全体で見ても、この時間帯は23件・+10,100円とプラスで、集計の区切り方は違うものの、朝の早い時間帯が良いという方向は同じでした。

下がったところでさらに買い増しすること(ナンピン)は禁止にしました。

6月18日の31回売買した日の主な原因だったためです。

すでに買っている株に、まだ上がると思って買い増しすることも、当面は禁止にしました。

6月23日の三菱重工業の-34,900円が、この形の失敗だったためです。

この負けを含む大きい損失の中身は、負けトレード25件を並べた記事にまとめています。

1日の取引回数は3回までとし、負けが2回続いたら、次の5分間は新しい注文を出さないとも決めました。

6月は1日平均6.5回、多い日は31回まで取引しており、回数が多い日ほど大きく負けていたためです。

週ごと・月ごとの振り返りでは、ルールを守れた日の割合(目標90%以上)、勝ったときと負けたときの金額の比率(目標1.5以上)、損切りの注文を必ず入れられたか(目標100%)の3つを主な指標にすることにしました。

ただし、7月5日の書き直しより前、7月3日にもパナソニックHDの持ち越し精算で-42,375円が出ています。

これは7月2日に買った株の精算で、v2の適用が始まる7月6日より前の出来事ですが、持ち越しという同じ形の失敗が、書き直しの直前まで続いていたことになります。

改定後の9日間

v2を使い始めた7月6日から、この記事を書いている時点までの9日間を見ると、成績ははっきり変わりました。

期間

取引日数

勝敗

勝率

損益合計

v1(〜7/5)

24日

42勝18敗

70.0%

-116,000円

v2(7/6〜)

9日

34勝7敗

82.9%

+60,800円

1回のトレードあたりの平均も、-2,663.8円から+1,482.9円に変わりました。

ただ、これは証明ではなく、まだ9日間だけの途中経過です。

v1期間で起きたような、1回で大きく崩れる事故(6月26日のような持ち越し)が、この9日間はたまたま起きていないだけという可能性を否定できません。

実際、7月10日には単発のトレードで損失の上限を超え、-10,100円になった記録が1件あります。

崩れるパターン(ナンピン・持ち越し・損失上限超過など)をゼロにするというv2の目標は、この9日間でもまだ達成できていません。

取引に慣れてきたことや、その時々の相場の状況など、ルール以外の要因が同時に効いている可能性もあります。

ルールは、まだ完成していません

v1からv2までにやったことは、実はシンプルです。

決めたルールを守れないまま負け続け、負けの記録を見て、次のルールを書き直しました。

その1周目が、6月から7月5日までの1ヶ月あまりでした。

v2も、この先また同じように書き直される可能性があります。

v2の中には、2ヶ月後の週次・月次レビューで見直す前提の仮ルールが、最初から複数含まれています。

持ち越し1件の-80,475円のような大きな事故が、この9日間はたまたま来なかっただけなのか、ルールが実際に効いているのかは、まだ自分でも分かりません。

この記事の途中経過も、あくまで自分の1つの証券口座・1ヶ月半ぶんの記録であり、同じルールが誰にでも同じ結果になるという再現性を保証するものではありません。

次に振り返りを書くときも、良い数字だけを並べるのではなく、崩れた場所を先に見るところから始めようと思います。