
33日−55,200円の負けを、ルール違反で数え直してみた|101件中87件が同じ違反でした
2026年6月1日〜7月16日の33日間のうち、明細が残る24日・101件のトレードをルール評価(○/△/×)と違反フラグで全数調査しました。最多の違反は損切未設定の87件でした。
自分のデイトレの記録は、これまでも日々つけてきました。
でも、破ったルールをその日ごとに書くだけで終わっていて、まとめて数えたことはありませんでした。
どのルールを、どれくらいの頻度で破っているのか。
それが損益にどう跳ね返っているのか。
一度、全部数えてみることにしました。
このブログの運用ルールは最初にまとめた記事に書いています。
今回はそのルールを、自分がどれだけ守れていたかの検証記録です。
全体の数字
対象は2026年6月1日から7月16日までの、公開している全33日です。
この期間の総損益は−55,200円でした。
日単位の勝敗は26勝7敗0分、勝率にすると78.8%です。
勝った日の方が多いのに、通算では負け越しています。
ここが、この記事の出発点です。
全期間の推移は分析ページ(/analysis/)にまとめています。
ここから先の数字には、粒度が違うふたつの集計が混ざります。
ひとつは日単位の数字で、33日全部が対象です。
もうひとつはトレード単位の数字で、明細が残っている24日・101件だけが対象です。
残り9日は日ごとの結果だけが記録されていて、1件ずつの明細はありません。
この記事では、日単位の話とトレード単位の話を、見出しごとに分けて書きます。
101件の明細トレードは、76勝25敗、勝率75.2%でした。
本人申告ベースの往復数(全33日の合計)は199件です。
101件と199件が違うのは、明細が残っている日と残っていない日があるためで、同じものを違う切り口で数えた結果ではありません。
なお101件のうち06-25の2件は、その日の負けの一部を抜き出したものにすぎないため、75.2%という勝率は実際より低めに出ている可能性があります(詳しくは最後の章で書きます)。
トレード単位のルール評価(○/△/×)別の損益差
ここからは、明細が残っている24日・101件のトレード単位の話です。
ルール遵守は、○(守れた)・△(一部崩れた)・×(破った)の3段階で自己評価しています。
そのトレードごとの評価で、勝敗と損益を集計し直しました。
評価 | 件数 | 勝敗 | 勝率 | 損益合計 | 平均損益 |
|---|---|---|---|---|---|
○ | 40件 | 37勝3敗 | 92.5% | +72,450円 | +1,811.3円 |
△ | 13件 | 8勝5敗 | 61.5% | −24,650円 | −1,896.2円 |
× | 48件 | 31勝17敗 | 64.6% | −146,825円 | −3,058.9円 |
件数・勝率・損益合計のすべてで、○→△→×の順に悪化していました。
ルールを守れたトレードがいちばん良い成績で、破ったトレードがいちばん悪い成績です。
順番が入れ替わることなく、きれいに並んだのが今回の結果でした。
日単位のルール遵守別の損益差
今度は33日全部を使った、日単位の集計です。
その日の自己評価(○/△/×)ごとに、日の損益を合算しました。
評価 | 日数 | 損益合計 | 1日あたり平均 |
|---|---|---|---|
○ | 12日 | +48,350円 | +4,029.2円/日 |
△ | 4日 | −23,800円 | −5,950円/日 |
× | 17日 | −79,750円 | −4,691.2円/日 |
日単位でも、○→△→×の順に悪化しています。
トレード単位で見た傾向と、同じ結果でした。
実は、もっと短い期間だけを見ていたときは、この順番が逆転して見えたことがありました。
標本が少なすぎたための見せかけで、期間を全33日に広げて数え直したら、本来の順番に戻りました。
違反フラグの内訳
明細のある101件には、それぞれ自動検出フラグ(システムが機械的に検出した違反の印)が付いています。
1件のトレードに、複数のフラグが付くこともあります。
フラグごとに、件数と損益合計を数えました。
フラグ | 件数 | 損益合計 |
|---|---|---|
損切未設定 | 87件 | −106,025円 |
利確早 | 27件 | +17,900円 |
ナンピン | 18件 | +52,000円 |
損失超過 | 11件 | −201,975円 |
時間外(緩) | 9件 | +33,850円 |
時間外 | 8件 | −71,775円 |
損切遅 | 8件 | −67,400円 |
DS後継続 | 4件 | −90,475円 |
持ち越し | 2件 | −38,800円 |
フラグの名前は短くしているので、意味を先に書いておきます。
- 損切未設定 損切り(損を覚悟して売る注文)を出さないまま持っていた
- 利確早 利益を急いで確定し、早めに売りすぎた
- ナンピン 下がったところに、さらに買い増しした
- 損失超過 1回のトレードで決めていた損失の上限を超えた
- 時間外(緩) 新しく買う締め切りの直後に買った(猶予つきの扱い)
- 時間外 締め切りを大きく過ぎてから買った
- 損切遅 損切りの実行が遅れた
- DS後継続 1日の損失上限(デイリーストップ)に達したあとも取引を続けた
- 持ち越し その日のうちに売らず、翌営業日まで持ち越した
いちばん多かったのは損切未設定で、87件でした。
101件中の約86%です。
ほとんどのトレードに、この印が付いていたことになります。
金額でいちばん響いたのは損失超過で、11件で−201,975円でした。
件数は少なくても、1件あたり平均−18,361円という大きさです。
次に大きいのはDS後継続で、4件で−90,475円でした。
一方で、利確早・ナンピン・時間外(緩)は、損益合計がプラスでした。
フラグが付くこと自体は、必ずしも損失を意味しません。
それでも損失超過・DS後継続・時間外・損切遅は、はっきりマイナスに寄与していました。
時間外のトレードが実際にどの時間帯で崩れていたかは、朝1時間ルールの検証記事で詳しく数えています。
金額の大きい損失そのものの中身は、負けトレード25件を並べた記事にまとめています。
守れた日と破った日を比べてみた
日単位の数字だけを見ると、○の日は1日あたり+4,029.2円、×の日は1日あたり−4,691.2円でした。
守れた日と破った日で、符号ごと逆転しています。
ただ、ここには注意が必要です。
○評価の12日のうち、明細が残っているのは8日だけでした。
そのうち、自動検出フラグが完全にゼロだったのは06-16と06-17の2日だけです。
残り6日は、○と自己評価していても、1件以上のフラグが付いていました。
件数は06-15が1件、06-22が2件、06-24が12件、06-30が6件、07-09が3件、07-16が7件です。
「○の日は違反ゼロ」とは、単純には言えませんでした。
軽い違反があっても、総合的には守れたと自分で判断した日が大半だった、ということです。
ルール改定(v2)につなげた話
今回いちばん多かった損切未設定(87件)は、ルールブックの改定(v2)でも最優先で対策した違反と重なっています。
損切りの価格を先に決めてからでないと買わない、というルールを追加しました。
逆指値(あらかじめ決めた値段まで下がったら自動で売る注文)を出さないまま買った株を持ち続けるのも、禁止にしました。
損失超過は件数こそ11件でしたが、1件あたりの金額が大きかった違反です。
これも、1トレードだけでなく1日・1か月単位でも損失に上限を設けたルールと重なります。
この損失上限の決め方と、実際に上限を超えた日の記録は、資金管理の記事に書いています。
DS後継続は4件でしたが、いずれも損失を広げる方向だったので、その日の上限に達したら新規は打ち切ると明文化しました。
ナンピンは今回の集計では損益合計がプラスでしたが、それでも検証期間中は禁止にしています。
理由は、勝っていたとしても、事前に条件を決めていない買い増しだったからです。
数字が良くても、型になっていないやり方は残さない、という判断です。
この記事はv2の効果を測ったものではなく、改定のきっかけになった違反の記録です。
v1からv2へ何をどう書き直したかは、ルール改定の記事にまとめています。
まとめ
ここまでの数字には、粒度が違うものが混ざっています。
日単位の指標(総損益・日単位の勝敗・日単位のルール遵守)は、公開している33日全部が対象です。
トレード単位の指標(○/△/×別の損益・自動検出フラグの内訳)は、明細が残っている24日・101件だけが対象です。
残り9日は、日ごとの結果だけがわかり、1件ずつの中身はわかりません。
明細が残っている日でも、記録の粒度は一定ではありません。
06-25は明細が2件しかなく、どちらも損失でした。
その日の自己申告は13勝8敗ですが、明細に残っているのはごく一部です。
2件の損益を合計すると−17,200円ですが、その日の公式な損益は−6,800円で、金額も一致しません。
この2件は、その日の負けを代表するものではなく、特筆すべき損失の抜粋として扱っています。
通算では、33日で−55,200円の負け越しです。
数字を整えず、そのまま記録として残しました。
ここに書いた検証は、あくまで自分の33日間・101件についての記録です。
再現性を保証するものではありません。